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2013.07.04 Thu

「四人の舞妓」展

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福岡〜九州で活躍中のアーティスト8名が、
それぞれ4体の「博多人形」に絵付けを施した作品が出展される展示販売会に行ってきました。

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会場には、各アーティストによる博多人形が、4人1列となって飾られています。

作品は、異業種のアーティストだからこそできる斬新な絵付けのものが多かったです。

今回は伝統工芸品をテーマにおきつつ、
これまでの方法にとらわれない創作活動をされていたため、
とても素敵な企画イベントだと思いました。

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写真は、アニメーション作家の馬場通友さんによるもの。
作家コメントによると、
「細密で美しいかたちの博多人形に、柔らかさや素朴さを加えられるよう絵付けしました」とのこと。
色彩のコントラストが、巧みに表現された作品ですね。

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また、スイスでの画家活動の後、福岡へ拠点を移したという
Eri Tsutsumyさんの作品も印象的でした。
スイスの風景を博多人形に描いており、
舞妓をキャンバスとして「そこに居たわたし」を表現しているそうです。

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画家の沖賢一さんの作品は、横から見ると人の表情となっていました。
これは、斬新なスタイル!

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そして、現役の博多人形師である西山陽一さんの作品もありました。
控え目で奥ゆかしい女性の表情が美しく、素晴らしい職人技だと思いました。

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今回のために作られたというボックスも素敵です。

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会場となった「はかた伝統工芸館」には、
常設展示として、福岡・博多に縁のある伝統工芸品の優れた作品が多数並びます。
企画展の会期中でなくとも、見どころが満載なのでおすすめです。

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