2013.06.17 Mon
食の未来を考える1冊
実家が商売(飲食店)をしていることもあって、
毎日、母や祖母が作ったごはんを当たり前のように食べていました。
そのせいか
中学生になって自販機で買った缶の紅茶を飲んで、おもわず吐き出してしまったことや、
高校生のときに、初めて食べた菓子パンに衝撃を受けたことを
今でもハッキリ思い出せます。
この世にない味。
残念ながら、大人になって人工的な味に慣れてしまったけど、
あのときのゆがんだ味の記憶は忘れないようにしようと思ってます。
そんな思いがあるせいなのか、
食に関する本に興味があります。
高山なおみや高橋みどりの本を眺めるのは
休日の好きな時間です。
福岡では、
デザイン会社 this designのアートディレクター・サダマツシンジさんと定松千歌さん、写真家の白木世志一さんによる、
食にまつわる本「PARMANENT」が印象的です。
様々な人の食卓の風景をはじめ、
体の中に入ってくる食べ物がどこで、どんなふうに、どんな想いで作られているか、
生産者の方を丁寧に取材されています。
特に、写真が素晴らしいです。
生産者の声や、土地の空気感が伝わってくるよう。
当たり前なんですけど、
食事をするときに
「いただきます」「ごちそうさまでした」
と必ず言おうって思います。
「PARMANENT」は福岡が発信ですが、全国で販売しています。
福岡ではVIORO B1Fのビブリオテーク福岡、キューブリックの書店をはじめ、
PATINA、organなどのショップにあります。
ぜひチェックしてみてください☆