2013.08.05 Mon
福岡のヴィンテージビル
先日、知り合いのカメラマンの新スタジオお披露目パーティに行ってきました。
サムライスタジオ@冷泉公園近く 写真は事務所です。
ココは蝶和ビルといって、
古いビルの一部をリノベーションしています。
サムライスタジオのように事務所機能のところもあれば、
住居として活用している空間もあります。
下の写真は、吉原住宅が手掛けたリノベーション後のお部屋。
福岡には蝶和ビルのほか、
古いビルを再生して住居やテナントとして新たな価値を見いだす建物が増えてきています。
それらの多くを手掛けているのが、吉原住宅のスペースRプロジェクト。
「R」というのは「リファイン」の略。
建物の歴史+住む人の個性=世界にひとつだけの空間を作っていくプロジェクトです。
古いものを壊して、新しいものを作るのではなく、
古いビルを活用していきながら、街と共存していく。
スペースRプロジェクトはそんな都市再生や未来のビルのあり方を普及・啓蒙されているんです。
福岡に冷泉荘ができたときは新しい感動でした!
古い団地のようなところが、若手クリエーターのアトリエになったり、カフェになったり、デザイン事務所になったり。
新しい息吹が入ることにより、活気がみなぎり、コミュニケーションが広がる。人と人がつながる感覚がとても新鮮でした。
わたしも住居を探していたとき、吉原住宅が手がけたリノベ物件を何度も見に行ったことがあります。
有名なのは山王マンションと新高砂マンションかな。
最近は桜坂山ノ手荘が出来ました。
知り合いのWEBデザイナーさんが入居されて知ったのですが、木造アパートをシンプルで温かな雰囲気にリノベーション。桜坂は意外とお店が少ないので、カフェやワークショップなど、みんなが集えるモノ・コトが増えればいいなぁと思っています。図書館があるのも素敵です。
古いビルって、ヴィンテージ感があってカッコいいですよね。
ヨーロッパに旅行に行って、改めて感じました(特にベルリン!)。
老朽化したからって壊すのではなく、そこに建築家やデザイナーのクリエティブで新しいものを生み出して行く。
そういったビルが増えていけば、福岡の街の景観がますます魅力的になってくるんじゃないかなと思います。
今度は、吉原住宅が手がけたシェアハウスをご紹介しますね。