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2013.05.27 Mon

6/16まで『「日本最初の禅寺 博多・聖福寺」展』

日本の禅は、博多から始まった。門外不出の名宝、一挙公開

福岡市博多区の市街に広大な伽藍を構える安国山聖福寺は、鎌倉時代の建久6(1195)年に
明庵栄西(みんなんようさい)禅師が開いた日本で最初の禅宗寺院です。
山門の勅額「扶桑最初禅窟(ふそうさいしょぜんくつ)」は後鳥羽天皇の宸筆(しんぴつ)と伝え、
栄西が中国から伝えた喫茶の文化もここから全国に広まりました。
室町時代には幕府の五山十刹に列せられ、中国・朝鮮半島との国際交流に活躍した外交僧を輩出しました。
また、江戸時代には「博多の仙厓さん」こと、僊厓義梵(せんがいぎぼん)が多くの親しみ深く
ユーモアあふれる禅画を残したことでも知られています。

平成26(2014)年、栄西禅師の800年大遠諱を迎えることを記念し、
重要文化財5点、県・市指定文化財33点など
門外不出の名宝、寺宝約200点を公開します。

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聖福寺蔵 /
明庵栄西像(みんなんようさいぞう) 室町時代
聖福寺を開いた栄西禅師の肖像

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聖福寺蔵 /
源頼朝像(みなもとよりともぞう) 狩野昌運 江戸時代
福岡藩御用絵師による京都・神護寺蔵「源頼朝像」(国宝)の写し

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聖福寺蔵 /
十六羅漢像(じゅうろくらかんぞう) 山崎朝雲 大正時代
山門の木造十六羅漢像の一つ注荼半託迦尊者(ちゅだはんたかそんじゃ)

 

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