2015.09.30 Wed
〜2015/12/15 福岡アジア美術館 今話題の2つのテーマ展
福岡アジア美術館ではこの秋2つのテーマ展が開催されます。
◼︎「フシギ? の世界―ここではないどこかへ」
左:ランプー・カンサノウ(タイ)《熱心な清掃人》 2012年
右:作者不詳(中国)《西洋風楼閣の図 I》18世紀
「視覚のフシギ」をテーマに、西洋からアジアへ遠近法や陰影法といった技法がもたらされた時代の作品をはじめ、まるで魔法にかけられた世界に迷いこんだような神秘的な作品を展示。身近な商店街、通学・通勤路、買い物する町、そして福岡アジア美術館などが、思いがけない場所や時代にワープしたかのような気分を味わえるものとなっています。
◼︎「一粒の希望―土地は誰のもの?!」
左:タリン・パディ(インドネシア)《泉を守れ》2009年
右:スン・グオチェン(中国)《毛主席にご報告》1974年
1998年にインドネシアで結成されたアーティスト集団「タリン・パディ」の木版画を中心に、17世紀以降の西洋列強による植民地的侵略や、近年の大規模な土地開発をテーマにした作品が紹介されていて、グローバル化に曝された民衆と土地をめぐる問題について考えさせられます。